くも膜下出血は特に働き盛りに多く発病しています。

くも膜下出血とは

 

これは脳の病気の中でも死亡率が高く働き盛りの人によく起こる危険な病気です。

 

具体的にはどのような病気なのでしょうか。

 

 

くも膜とは?

くも膜とは、脳の構造の一部分を言います。

 

頭の一番外側は、髪の毛があり、頭皮に覆われています。
その下が頭蓋骨です。

 

脳の構造は、外側から、硬膜、くも膜、軟膜の3層の膜におおわれています。

 

硬膜の下にはリンパ液の層があり、その下にくも膜があります。
くも膜の下には、脳脊髄液のある、くも膜下腔という部分があります。
その下にあるのが軟膜で、軟膜に覆われているのが大脳です。

 

軟膜とくも膜の間には、比較的太い動脈が多数根を張るようにして走っています。ここの動脈が破損して、脳の表面に出血が起こる事をくも膜下出血と呼んでいます。

 

 

 

 

症状

症状が起こると、かなり激しい頭痛と、吐き気が起こります。
出血の量により、意識不明となり、重傷な場合には、突然死することもあります。

 

くも膜下出血は、いったん出血が止まった後に再出血することが多く、
再出血の際には、約半数は死亡に至ります。
2週間以内には20%が再出血しており、1番多いのが1日以内に再出血しています。

 

出血が収まった後、数日後から血管れんしゅくという脳の血管が縮まり、血液の流れが悪くなる状態になることがあり、この症状が現れると、話すことができない、麻痺がおこる脳梗塞等の状態になります。

 

 

 

 

原因

原因で一番多いのが、脳動脈の一部にできたこぶ(動脈瘤)が破裂して出血します。

 

脳動脈瘤は、血管の分岐するところのような血管の弱い所にできやすく、長い年月その部分に血圧が加わると、次第にふくらみ、こぶのようになります。

 

この部分が破裂して出血した血液が脳の動脈を圧迫したり、頭の中の圧力をあげ、耐え切れないほどの頭痛を感じます。

 

脳動脈瘤ができているだけで、出血が起こらない限りは何も感じません。

 

 

 

 

脳卒中のうち約10%

働き盛り

脳卒中のうちその約10%は、くも膜下出血で毎年1万人に1人の割合で発病しています。

 

この数は増える傾向にあります。

 

特に働き盛りの50歳代に多く発病しており、平均年齢は55歳です。